こんにちは。こたにです
今回は「子犬のトリミング」について解説していきます
子犬のトリミングはいつからしていいの?
狂犬病やワクチンの注射がまだだけど、トリミングはNG?
トリミング嫌いにならないために出来ることを知りたい!
こんな疑問にお答えします(^^)/
- 勤務歴5年の元トリマー
- JKCトリマーライセンス B級
- JKCハンドラーライセンス C級
- 愛玩動物飼養管理士 2級
この記事を読むと、子犬のトリミングに関する疑問が解決し、安心してトリミングデビューさせてあげることが出来ます
子犬のトリミングはいつからOK?
多くのトリミングサロンでは「生後3か月以上」で「混合ワクチン」と「狂犬病の予防接種」が済んでいることを条件としています
ここではその内容を詳しく解説していきます
生後3カ月以上
子犬のトリミングは、生後3か月以上になってから受け入れているお店が多いです
低月齢のうちはワクチンの接種が済んでいないことに加え、低血糖になってしまう可能性もあるため、外出などは控えるようにしましょう
トリミングやお散歩も基本的にはNGです
※低血糖は、長時間食事がとれないことが原因で起こります。子犬ちゃんにはこまめに食事を与えるようにしましょう
混合ワクチンの接種
子犬は母犬から免疫を受け継いで生まれてきますが、時間の経過とともに移行抗体はどんどん減ってきてしまいます
そこでわんちゃんを様々な病気から守るために必要なのが、混合ワクチンです
トリミングサロンはたくさんのわんちゃんや飼い主さんが出入りする場所なので、まだ体が弱い子犬ちゃんは病気に感染してしまう可能性も…!
必ず混合ワクチンを接種してからトリミングサロンデビューしましょう
住んでいる地域や環境、ライフスタイルによって必要なワクチンの内容が変わります
ワクチンを接種する回数や時期、種類(5種や8種など)については、獣医さんと相談して決めましょう
また、トリミングを受けるのは、ワクチン接種後1週間以上が経過してからがおすすめです◎
ワクチン接種後はなるべく安静に過ごすようにしてくださいね♪
狂犬病の予防接種
狂犬病は、わんちゃんだけでなく人間も感染してしまう恐ろしい病気です
しかも発症した場合の致死率はほぼ100%!
あなたや大切な愛犬の命を守るために、必ず予防接種を受けましょう
トリミングサロン以外にも、ドッグカフェやドッグラン、宿泊施設などを利用する際に、ワクチンや狂犬病の接種証明書の提示をもとめられる場合があります
接種証明書は大切に保管しましょう
子犬がトリミング嫌いにならないコツ
生涯必要になる定期的なトリミング
わんちゃんが健康で快適に過ごすために、子犬のときからトリミングに慣れさせておくことが大切です
ここでは子犬がトリミング嫌いにならないためのコツをご紹介します
少しずつトリミングに慣れさせる
子犬ちゃんにとっては負担の大きいトリミング
初めてのシャンプーに初めてのバリカン。ハサミやブラシなどの道具に恐怖を抱くことも…
わんちゃんの性格や飼い主さんの要望次第では、トリミングを段階的に進めていくことも可能なので、トリミングサロンに相談してみることをおすすめします◎
爪切りだけ、シャンプーだけ、お顔のカットだけ、など少しずつ進めることで、わんちゃんの負担を軽くしながらトリミングに慣れさせることが出来ますよ♪
普段から積極的にスキンシップをとる
わんちゃんが触られるのを嫌がる場所を知っていますか?
・足の先 ・しっぽ ・耳 ・くちの周り
など、体の先端部分を嫌がるコがとっても多いです
中にはそのような場所を触る(爪切りや足裏のバリカンなど)と噛みついてくるコも。
あまりに噛み癖がひどかったり暴れたりするコは、トリミング自体をお断りする場合もあります
愛犬をトリミング嫌いにさせないためには、普段から体を触られることに慣れさせておくことが重要です
体の先端部分や、あまり触ることのない部分も意識的に触るようにしましょう
また触られることに慣れていると、万が一のケガや病気のときにも、迅速に適切な処置を受けることが出来ます
わんちゃんの命を守るためにも普段からたくさんスキンシップをとって、いろいろなところを触ってあげましょう♪
子犬がトリミングを受けるときの注意点
ここでは子犬がトリミング嫌いにならないための注意点を解説します
長時間預けっぱなしにしない
子犬をトリミングサロンに連れていくときには特に、長時間預けっぱなしにしないようにしましょう
長時間預けることで
・慣れない場所にストレスを感じる
・排泄の間隔が短いため、トリミング後にも関わらず汚れてしまう可能性がある
・生後4か月ころまでは低血糖になることも
目安としては2~3時間くらいでお迎えに行ってあげましょう(それ以上時間のかかるトリミングサロンはおすすめしません…)
無理をしない・させない
好奇心旺盛で元気いっぱいの子犬ちゃんたちにとって、トリミングテーブルの上におとなしく立つのはとても難しいことです
さらに初めて見る人に知らない道具でトリミングされ、恐怖心でいっぱいになってしまうことも。
わんちゃんの精神的な負担を考え、あまりに嫌がったり暴れたりする場合には、トリミングを一旦中止するという判断が必要になる場合もあります
初めてのトリミングの場合は特に、無理をしない・させないよう、トリマーさんとよく相談することをオススメします◎
トリミング後はしっかり休息をとる
人間が思う以上に、わんちゃんたちはシャンプーやドライヤーで体力を消耗しています
特に子犬ちゃんは体力がないので、慣れないトリミングのあとにはしっかり休息をとらせてあげましょう
また、トリミング後には水分補給も忘れずにしてあげてくださいね♪
まとめ:子犬のトリミングは無理せずそのコのペースで進めましょう
子犬にとっては大きな負担となるトリミング
無理せず愛犬のペースで進めていくことが大切です
・少しずつトリミングに慣れさせる
・普段から積極的にスキンシップをとる
子犬のうちにトリミングに慣れておくと、その後の長い犬生がより快適で豊かになりますよ(^^)/
楽しいわんちゃんライフをお過ごしくださいね♪
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