犬のトリミングは絶対必要?内容や頻度・料金についてまとめました

かわいいわんちゃんとの生活に欠かせないのが、定期的なトリミング

飼い主さん

でもトリミングっていったいどんなことをしているの?

そんな疑問をお持ちの方も多いはず

そこで今回は【わんちゃんのトリミング】についてまとめてみました

この記事はこんな人におすすめ

  • トリミングについて知りたい
  • トリマーの仕事に興味がある
この記事を書いた人
  • 勤務歴5年の元トリマー
  • JKCトリマーライセンス B級
  • JKCハンドラーライセンス C級
  • 愛玩動物飼養管理士 2級

ではさっそく本題へ

目次

トリミングとは

飼い主さん

そもそも「トリミング」ってどういう意味?

という方も多いと思うので、ここでは「トリミング」とはなにか?を解説していきます

トリミングとは

トリミングとは「犬の毛をハサミやバリカン(犬種によってはナイフやクリッパー)を使用して切ったり整えたりすること」です

一般的に「トリミング」と聞いて思い浮かべるような内容だと思います

グルーミングとは

次にご紹介するのは、トリミングを説明するうえで欠かせない「グルーミング」という言葉です

グルーミングとは「爪切りや歯磨き、肛門腺絞りなど、犬の体調管理を含めたお手入れ全般」を指します

※トリミングはグルーミングの一部です

ただし日本では「トリミング」や「トリマー」という言葉が浸透しているため「わんちゃんのお手入れ=トリミング」と認識されていることが多いようです

トリミングの内容

トリミングの内容は?

ここでは一般的に使われている「トリミング」という言葉で説明していきます

爪切り

わんちゃんの爪は人間と同じように、放っておくとどんどん伸び続けるため、定期的に切ってあげる必要があります

いと

わんちゃんの爪には血管と神経が通っているため、切りすぎると出血したり痛がったりすることも

爪の色はわんちゃん(犬種)によって違い、白い爪の子は血管が良く見えるため比較的切りやすく、反対に黒い爪の子は血管が見えないので切りにくいです

自宅でするのが難しい場合は無理をせず、トリミングサロンや動物病院で切ってもらうようにしましょう

爪の伸びる速さは個体差や生活習慣の影響が大きいです。お散歩でよくアスファルトを歩く子は伸びが遅く(自然に削れる)、お散歩をしない子は伸びが早い傾向があります

肛門腺しぼり

わんちゃんの肛門の左右にある肛門腺

放っておくとどんどん「肛門腺腋」(う●ちと共に分泌される腋)が貯まっていきます

大型犬の場合は自力で出せる子が多いですが、小~中型犬の場合は定期的な肛門線絞りが必要です

肛門腺絞りは嫌がる子も多く、またコツが必要なので、動物病院やトリミングサロンで絞ってもらうことをおすすめします

肛門腺を放置すると炎症を起こしたり、ヒドイ場合には破裂する可能性もあるので、定期的なチェックは必ず行いましょう

シャンプー

犬用のシャンプーを使って全身を洗います

最近はオプションでマイクロバブルバスやパックを実施しているお店も多いので、フケや痒みでお悩みの方にはおすすめです(^^)/

耳の中や足の裏、お尻の周りなど、汚れやすいところを念入りに洗っていきます

いと

1度のシャンプーで落ちない汚れは、繰り返し洗ってキレイにします

ドライング

キレイになったわんちゃんの体を、専用のドライヤーとブラシを使って乾かしていきます

カット犬種ではこの作業が1番重要と言っても過言ではない、とっても大切な工程です

飼い主さんによる自宅でのトリミングでは、乾かし残しによるカビやドライヤーの熱による火傷など、皮膚のトラブルに注意が必要です

カット

カットが必要な犬種(プードルやシーズー、マルチーズ、ヨークシャーテリアなど)にはカットをしていきます

※足の裏やお腹、お尻周りのバリカンは全犬種に対して行います

このとき毛のもつれがひどい場合は「もつれ料金」が追加されたり、理想のカットスタイルにならない場合もあるので、普段のお手入れでもつれが出来ないようにすることが大切です

いと

もつれ料金は多くのお店で500円~に設定されているようです。もつれの程度や範囲によって料金が変動します

トリミングの理想的な頻度

トリミング 犬 トリマー

ここではトリミングの理想的な頻度について解説します

カット犬種の場合

トリミングの理想的な頻度は月に1回です

カットが必要な犬種は、人間と同じように被毛がどんどん伸びていきます(月に1~1.5cm)

毛が伸びると目が見えずらくなったり、汚れやもつれが生じるので、定期的にトリミングすることをおすすめします

カットが不要の犬種の場合

カットが不要な犬種(チワワや柴犬、ダックスフンドなど)の場合は、カット犬種に比べると少し間隔を空けても問題ないことが多いです

愛犬の体調や爪の伸び具合、体臭やその他のお悩みによって、柔軟に対応しましょう

※トリミングについてお悩みのときは、遠慮せずトリミングサロンに相談することをおすすめします

トリミングの料金

トリミング料金の相場

トリミングの料金はお店や内容、犬種やカットのオーダーにより大きく異なります

ここではだいたいの相場の金額をご紹介しますので、参考程度にご覧ください

小型犬

シャンプーのみー2500円~

基本のお手入れ込みー3000円~

カット込みー5000円~

いと

小型犬の場合、トリミングにかかる時間はカット込みでも2~3時間程度です

中型犬

シャンプーのみー4000円~

基本のお手入れ込みー4500円~

カット込みー6000円~

大型犬

シャンプーのみー6000円~

基本のお手入れ込みー7000円~

カット込みー10000円~

いと

大型犬はシャンプーをして全身をドライするだけで、かなりの重労働になります。その分時間もかかるため、お値段も高く設定されています

その他オプション

耳掃除ー500円~

歯磨きー500円~

マイクロバブルバスー1000円~

パックー2000円~

いと

マイクロバブルバスやハーブパックなどは、わたしが勤務していたお店でも人気のメニューでした

まとめ:わんちゃんにとってトリミングは絶対に必要です

トリミングとは、爪切りや肛門腺絞り、シャンプーやカットなど、わんちゃんが健康で快適に過ごすために必要なメンテナンスです

また、定期的なトリミングは病気の予防や早期発見に繋がります

毎月(少なくとも年に数回は)、動物病院またはトリミングサロンでお手入れしてもらいましょう

以上、元トリマーが教える「犬のトリミングについて」でした(^^)/

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