動物と生活していくうえで避けることが出来ない「ペットの死」
今回は、ペットとの悲しい別れのあとにやってくる「ペットロス」についてまとめました
- 9年間一緒に過ごした愛犬を2020年秋に見送る
- 初めての愛犬との別れにペットロスを経験
- 1年経過したいまでもペットロスの真っ最中
この記事を読むと、ペットロスについて知ることが出来るだけでなく、いまの自分の気持ちを客観的に捉えられるようになります
あの子を亡くしてから、なんだかイライラする
悲しみより怒りの方が強いけど、これって変?
と、戸惑っている方にもご安心いただけるよう、ペットロスで現れる意外な症状もご紹介しています
少し冷静な視点になることで、辛い気持ちがちょっとでも救われればと思います
ペットロスとは?
最近では「ペットロス」という言葉が浸透し、広く理解されるようになってきたと感じますが、いま一度「ペットロスとはどういうことなのか?」ご紹介します
ペットロス症候群(ペットロスしょうこうぐん)とは、ペットと死別したり、ペットが行方不明になったり、盗難に遭ったりしたこと[1]などを契機に発生する、疾患ないし心身の症状のこと。
Wikipedia
疾患という言葉がある通り、重症化した場合やあまりに長引く場合には、「ペットロス症候群」という精神疾患として診断されることもあります
ペットロスの主な症状
ペットロスの症状は様々です
精神的な症状
- 悲しみ
- 罪悪感
- 後悔
- 怒り
- 抑うつ
- 不安
- 孤独感
- イライラ
- 混乱
- 集中できない など
身体的な症状
- 突然涙が出る
- 食欲不振/過食
- 頭痛
- めまい
- 不眠
- じんましん など
これらの症状は複数現れることもあれば、時間の経過とともに違う症状へ移り変わっていくこともあります
あまりに辛い時は、病院を受診したり、カウンセリングを受けることも検討してみてくださいね
ペットロスの期間
精神的にも身体的にも辛いペットロスですが、いったいどのくらいの期間続くのでしょうか?
こちらのアンケートでは、半数以上の方が3カ月未満でペットロスを乗り越えられたと回答しています
時間の経過とともにペットロスを克服する方が多いようですね
一方で、8.0%の方が「1年以上」、4.7%の方が「まだ続いている」と回答していることから、長引くペットロスに苦しんでいる方がいることもわかります
約半年前に愛犬との別れを経験したわたしも、いまだにペットロスの真っ只中です
ペットロスの乗り越え方
一般的に、ペットとの悲しい別れを乗り越えるときには、5つのステップを経験すると言われています
5つのステップ
否定⇒交渉⇒怒り⇒受容⇒解決
「愛犬の死を信じられない・信じたくない」という状態の時期です
重い病気になってしまったことや。死期が近いという現実に対し「まさか」「そんなことない」と、現実を直視できない場合もあります
わたしがまさにこの状態でした。愛犬が腎臓病だなんて、もうすぐいなくなってしまうなんて、信じられないと思っていました
精神的なショックから自分の心を守ろうとする自己防衛本能です
「交渉」のステップは
○○するから
- 時間を戻して
- 病気を治して
- 生き返らせて
など、非現実的な願望をもつ時期です
交渉の相手は神様や、ときにはペット自身の場合もあります
わたしも経験しましたが「愛犬のためならなんでもするから…!」という心境でした
「怒り」のステップは、愛犬の死を「だれかのせいだ」と思い込む時期です
その怒りは、自分自身や家族、獣医などに向かうことが多く、自分への怒りはのちに後悔へと変化することも。
「もっと早く病気に気付いていれば…」
「あのときもっと○○してあげてたら…」
と自分自身を追い詰め、ペットロスが長引いてしまうこともあります
わたしの場合は、家族や自分に対する怒りが強かったです。「だれのせいでもない」とわかっていながらも、どこかに怒りをぶつけることで気持ちを保っていました
起こったこと(ペットとの別れ)を理解し、受け止められるようになるのが「受容」のステップです
「現実は変えられない」
「起きてしまったことはしょうがない」
と納得し、現実を受け入れていきます
ただし、受容の段階まで進んだからといって悲しみがなくなるわけではありません
現実を理解したからこそ、喪失感や孤独感が強くなる場合も。辛いときは無理せず、たくさん泣きましょう
最後のステップ「解決」とは、ペットとの別れから立ち直ることです。
この段階までくると、少しづつ悲しみが癒え、普通の生活を送ることが出来るようになります
ペットロスを乗り越えるために必要な期間は人それぞれです。焦らず自分の気持ちと向き合いましょう
この5つのステップを無意識のうちに経験し、ペットロスを克服できる人がほとんどだと思います
しかし、中にはどこかの段階で躓いてしまう飼い主さんがいるのも事実。
現に、いまのわたしは怒りと受容の間で立ち止まっている気がします
ときには思いっきり涙を流したり、愛犬について誰かと話したりすると、気持ちの整理ができることも◎
また、しっかり供養することもペットロス軽減(解消)のきっかけになるのでおすすめです
わたしは供養したことで、お別れ直後の混乱していた気持ちが落ち着きました
ペットロスを乗り越えられるように、それぞれのペースで頑張りましょうね
ペットロスで辛いあなたに読んでほしい本 3選
ここではわたしが実際に読んで、気持ちが軽くなった本をご紹介します
(1)永遠の贈り物
永遠の贈り物―アニマル・コミュニケーションで伝える動物からの魂のメッセージ 旅立ってしまった動物に訊きたい5つのこと(Amazonの商品ページに飛びます)
(2)虹の橋
虹の橋―Rainbow Bridge (Amazonの商品ページに飛びます)
(3)魂はずっとそばにいる
魂はずっとそばにいる 旅立ったペットからのメッセージ(Amazonの商品ページに飛びます)
ペットロス関連の本はスピリチュアルなものが多いため、半信半疑ではありますが「本当にそうだったらいいな」「こんな世界があったらいいな」と思うことで、辛い気持ちが癒されました
ここでご紹介した本は、わたしのお守りのような存在になっています
ほかにもペットロスに関する書籍はたくさん出版されているので、あなたの心を癒すことができる本が必ずあるはずです
辛い時に心のよりどころとなる、お気に入りの1冊を見つけることをおすすめします
まとめ:ペットロスは正常な反応です。いつか笑えるその日まで、思い切り悲しみましょう
大切な存在を亡くして、悲しくないわけありません
とっても辛いし、涙も止まりませんよね
そんなときは思いっきり悲しみましょう。泣きましょう。
アンケートでは3カ月未満でペットロスを乗り越えられる人が半数以上でしたが、わたしは約半年が経過したいまでも辛い気持ちのままです
お別れをしたあの日から、ふとしたことで愛犬を思い出し、涙が溢れる日々が続いています
でも、いまはこれでいいと思っています
いつか愛犬のことを笑顔で思い出してあげられる日まで、ゆっくり気持ちの整理をしていくつもりです
ペットロスで辛い時は決して無理せず、愛犬との思い出と、あなたの気持ちを大切にしてくださいね
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